【酒場放浪記巡礼】
飯田橋に、90年続く焼き鳥屋がある。
昭和12年創業。
川沿いにひっそり佇む「鳥政」。
暖簾をくぐった瞬間、
炭の匂いに包まれる。
この匂いを嗅ぐと、
人はだいたい黙る。
腹が、もう準備をしているからだ。
まずは瓶ビール。
キリンクラシックラガー。
冷えたグラスに注ぐと、
一日の疲れが泡と一緒にほどけていく。
焼き台から串が届く。
もも、せせり、ハツ、レバー。
余計なことをしていない、
真っ直ぐな焼き鳥だ。
ひと口かじる。
炭の香り。
脂の甘み。
肉の弾力。
三つが揃って、
口の中で小さく拍手した。
「旨いなあ」
思わずこぼれた言葉に、
隣のご常連が笑って言う。
「だろう」
その一言で、
店主が笑い、向こうの席も笑う。
気づけばカウンターの端から端まで、
同じ話で盛り上がっていた。
この店では、知らない客同士が、
いつの間にか同じ夜を過ごしている。
昭和から続く焼き台の前で、
今夜もいい酒が流れていた。
こういう酒場が、
やっぱり好きだ。
また来よう。
■牛もつ煮込み 850円
■焼き鳥
・せせり、もも 各300円
・レバー、ハツ 各250円
■きゅうり一本(乳酸菌) 400円
■キリンクラシックラガー(大瓶) 880円
■ルイボスハイ(赤いの) 600円
■高清水(熱燗・1合) 500円
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飯田橋駅の東口にある千代田街ビル1階にある鳥政さんを訪問。
L字カウンターと実質3人がけのテーブルのお店。毎回、焼鳥ではレバーから注文をしています。新鮮度、下処理の丁寧さ、焼き具合とタレにすることで熟成度を測れると勝手に思ってるからです。
美味しい!しっとりとしており、味わい深い。高級店とは異なる美味しさですが、こちらのほうが個人的には好きです。
さて、昭和の雰囲気が感じられ、食事も雰囲気もとても良いお店です。時間と共にカウンターが、全員常連客となり、アウェー感を楽しみつつ楽しい時間を過ごせました。
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焼き鳥店なのに、焼き鳥が食べれない⁉︎
お昼に大きなイベントがあったそうで、夜に来訪してビールを注文した後に告げられた驚愕の一言。
「焼き鳥は本日全て売り切れです。」
内心、そんなばかな・・・
事情はあったと思いますし、店員さん方もいい人ばかりでしたが、席に着く前に一言伝えてほしかったです。
焼き鳥店に入って、焼き鳥食べられない、しかも他のメニューもホワイトボードに書いてあるものしか出せない状況にあることは教えてほしかったなと。
結局、モツ煮と、肉豆腐、アジのフライといったどこの居酒屋でも食べられるメニューをいただきました。
もし、それがこだわりで美味しいかもとも一縷の望みはありましたが、味は正直普通でした。
申し訳ありませんが、やっぱりお店が売りとされている評価の高い焼き鳥が食べたかったし、それが食べられない残念な気持ちであまりお酒もすすみませんでした。
次回は焼き鳥を食べに行きたいです。
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