四季を食べる、日本料理の真髄
王道を極める名店《赤坂おぎ乃》
📍赤坂おぎ乃(赤坂)
一皿目の蓮根餅・白味噌仕立てから、もう季節の深さに包まれる。
寒ぶりといくらのサラダ、こうばこがにのスープと続き、12月の旨さが畳みかける序盤で一気に心を掴まれる。
中盤の馬糞ウニ、青森本鮪、そして松葉蟹の焼き蟹。日本の“食の宝石箱”のような豪華食材が、炭火の香りとともに次々と供される幸福感に、ただただ唸る。
さらに圧巻なのが、
あん肝や九条ネギのぬたあえの後に登場するトラフグの白焼きと唐揚げ。
口に入れた瞬間、これまでの記憶が上書きされる衝撃。
後半にかけてむしろ勢いが増すコース設計が見事すぎる。
そして最後の土鍋ご飯が、完全にトドメ。
艶やかに立ち上る湯気と、ひと粒ずつ輝く米の存在感。おかかやちりめんじゃこなど、選べる4種のお供をのせて頬張ると、「もう一杯」が止まらない幸福ループに突入
おかわり可能という優しさに甘えて、気づけば何杯も重ねてしまう。
「日本料理の“ど真ん中”を、心ゆくまで味わいたい夜」そんな日に選びたいのが、この赤坂おぎ乃。
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~料理人をも魅了する「究極の鰻」と、最高潮の活気に酔いしれる。~
赤坂の路地裏に灯る、今最も勢いのある日本料理店の一つ「おぎ乃」。
荻野大将の溢れんばかりの情熱が、お皿の上だけでなく、お店全体の空気感にまで満ち満ちています。噂に名高い「鰻」を筆頭に、相変わらず五感が震えるような素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
◆記憶に刻まれる、至高の和食体験
プロを唸らせる、芸術的な「絶品の鰻」
ーーーおぎ乃さんに来たら、これを頂かないわけにはいきません。その技術の高さは、他の名だたる料理人たちがわざわざ学びに来るというほど。皮目は驚くほどパリッと香ばしく、身は驚異的なふっくら感。脂の乗りとタレの塩梅、そのすべてが黄金比で構成された、まさに「究極」と呼ぶにふさわしい一品です。
「最高」の居心地を生む、圧倒的な活気
ーーー扉を開けた瞬間から感じる、厨房と客席の一体感。大将を筆頭にスタッフの皆さんが生き生きと立ち働く姿は見ているこちらまで元気をもらえるほど。格式高い日本料理店でありながら、どこか温かく、最高に心地よい活気に満ち溢れています。
四季の生命力が宿る、繊細かつ大胆な一皿
ーーー鰻の衝撃はもちろんのこと、最初から最後まで、季節の食材が持つポテンシャルを120%引き出す構成には脱帽です。お出汁の優しさ、素材の瑞々しさ、そして盛り付けの美しさ。大将の確かな技術と遊び心が、一皿ご
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赤坂おぎ乃に伺いました。
銀座奥田で料理長を務めた後に独立し、赤坂で自身の店を構えた日本料理店です。
料理は日本料理の確かな技術を土台にしながら、伝統に寄りかかりすぎない柔軟さを感じさせる構成。
出汁の取り方や火入れ、味の組み立てには修業時代に培われた基礎がありつつ、一品ごとに料理長自身の感性が丁寧に反映されています。
中でも印象的だったのが八寸。
季節感を的確に表現した品々が、美しく整えられた盛り付けで供され、料理としての完成度だけでなく、目でも楽しませてくれます。
色味や配置のバランスも良く、コースの流れの中で一度立ち止まって向き合いたくなる一皿でした。
椀物や焼き物など、シンプルに見える料理ほど仕事の確かさが伝わり、素材の持ち味を活かす引き算の効いた仕立てが印象に残ります。
盛り付けや器使いも素晴らしく、コース全体のリズムにも無理がありません。
銀座奥田での経験を背景に、日本料理の王道を踏まえながらも、独立後ならではの表現を積み重ねている一軒。
落ち着いた空間で、料理と静かに向き合いたい場面にふさわしい日本料理店だと思います。
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